普通の歯科医師なのか違うのか

ポリデントで最も効果的なのは65度5分浸漬、次が室温環境下で8時間浸漬

 
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5代目歯科医師(高知市開業)
東京医科歯科大学卒業(47期)
同大学院修了
【非常勤講師】
徳島大学
岩手医科大学

義歯ケアのエビデンスはあまりないところが多いのが現実でして、できればメジャーな雑誌だけ読みたいのですが、それだけでは対応できません。そのため、マイナー系の雑誌にも手を出すしかないのですが、この雑誌、本当に大丈夫なんですかねえ・・・。

Evaluation of cleansing methods for previously worn prostheses
R Thomas Glass , Robert S Conrad, James W Bullard, Leigh B Goodson, Naresh Mehta, Stanley J Lech, Zvi G Loewy
Compend Contin Educ Dent. 2011 Apr;32(3):68-73.
PMID: 21560745

https://www.aegisdentalnetwork.com/cced/2011/04/evaluation-of-cleansing-methods-for-previously-worn-prostheses

PDFが見つからず、全文がサイトに公開されていますのでそれを使用していますが、図が欠けています。

Abstract

Statement of problem: Although there are many product claims that address the issue of denture sanitization, controlled scientific studies on previously worn dentures have not been performed.

Purpose: The purpose of this study was to evaluate procedures directed at sanitizing previously worn contaminated dentures from two regions of the United States.

Materials and methods: This study examined 51 previously worn dentures from two regions. An established method of denture retrieval, sectioning, and culturing was used, including isolation of anaerobes. Evaluation of microbial contamination posttreatment was used to determine the effects of soaking dentures in Polident (US and European formulations) for varying periods of times/temperatures, microwaving dentures with varying temperatures, sonicating dentures, and immersing the dentures while using a vacuum. A combination of analysis of variance (ANOVA) and general linear model (GLM) of the SPSS was used to analyze the data with P < .05 being considered statistically significant when using a two-tailed test.

Results: While all Polident treatments were found to significantly reduce microorganism loads in dentures, extended soaking (8 hours) and 65 degrees C (5 minutes) were the most effective. Microwaving was slightly more effective than either sonication or vacuum. Regardless the treatment, dentures underwent sanitization rather than sterilization.

Conclusions: Denture-borne microorganisms can be significantly reduced by using a Polident solution for 8 hours at room temperature or for 5 minutes at 65 degrees C. Microwaving, sonication, and use of a vacuum were less effective.

ClLINICAL IMPLICATIONS: The importance of daily use of Polident solution for 8 hours or for 5 minutes at 65 degrees C to sanitize worn prostheses must be stressed.

問題点:義歯の除菌に対応する製品の宣伝文句は数多くありますが、使用済みの義歯を対象としたコントロールスタディは行われていません。

目的:本研究の目的は、アメリカの2つの地域から、使用済みで汚染された義歯の除菌に対する過程を評価する事です。

実験方法:51の使用済みの義歯を検討しました。義歯の回収、切片化、培養には、嫌気性菌の分離を含め、確立された方法が用いられました。義歯除菌後の評価は、様々な時間、温度でのポリデントへの浸漬、様々な温度でのマイクロウエーブ、超音波洗浄、バキュームを使用した浸漬などの効果で決定しました。分散分析と一般線形モデルを解析に用い、有意水準は5%としました。

結果:ポリデントは義歯上の微生物を有意に減少しますが、8時間の浸漬、65度5分浸漬がより効果的でした。マイクロウエーブは、超音波、バキュームよりもわずかに効果的でした。方法にかかわらず、滅菌ではなく殺菌でした。

結論:義歯上の微生物は、ポリデントに室温8時間、または65度5分浸漬することで有意に減少しました。マイクロウエーブ、超音波、バキュームの使用はあまり効果的ではありませんでした。

臨床的な意義:義歯の消毒には、ポリデントを室温8時間、または65度5分間毎日使用することの重要性を強調するべきです。

ここからはいつもの通り本文を適当に抽出して意訳要約します。誤訳もあり得ますので、気になったら実際の本文をご確認ください

緒言

2030年には、アメリカの65歳以上の人口は20%になると推定されています。この人口は、カリエス、歯周病、炎症といった歯科的な感染症を含む口腔内の慢性疾患の大きなリスクとなります。Streptococcis mutans、Prevotella gingivalis、Actionobacillus actinomycetem commitans、Candida属などの様々な微生物がこれらの疾患の病因として関与しています。義歯を使用する高齢者にとって、口腔の健康状態を維持する事はとても重要です。

義歯性口内炎は、全部床義歯装着高齢者にとって、重要な問題であり続けています。アメリカ人17235名を用いた研究では、喫煙と比較して義歯装着は2倍口腔病変が認められたと報告しています。同じ調査で17235名中27.9%に義歯性口内炎が認められました。後者の論文では、義歯性口内炎のリスクファクターは義歯の被覆面積、ビタミンA低値、喫煙、義歯装着であったと指摘しています。316名の高齢ギリシャ人(65~99歳)を用いた研究では、79%が無歯顎で、ほぼ半分(47%)が少なくとも1つの口腔疾患を有しており、義歯性口内炎が最も一般的でした。自立高齢カナダ人255名を用いた類似研究では、粘膜疾患と義歯装着に有意な関連が認められました。この研究では、問題のある義歯を使用している男性に多く義歯性口内炎が認められました。逆に、ギリシャ人とイギリス人を用いた研究では、2カ国間で異なった義歯装着パターンが認められました。両国ともに女性に義歯性口内炎が多く認められました。

義歯性口内炎に関連する問題の1つは、適切な義歯清掃がされていないことにあるようです。ギリシャとイギリスの義歯装着者についての類似研究では、義歯性口内炎は年齢と義歯の衛生状態と関連しているようです。長期間義歯を装着し、義歯の衛生状態の悪い高齢者では、義歯性口内炎が高頻度に認められました。234名のトルコ人義歯装着者の研究では、40%の人が歯磨剤を用いて義歯を清掃していましたが、義歯をマウスウオッシュに浸漬していたのはたった1名でした。同じ研究で、61%が自分達の義歯の清掃方法に満足しており、歯科医から義歯ケアの情報提供はなかったのは83%でした。ある大学の歯科医院に来院した義歯装着者236人を対象とした別の調査では、77.5%が歯科医から義歯の衛生に関して指導を受けていないと回答し、8.1%が定期検査のために再来院するように指示されていませんでした。

1960年代初期には、義歯性口内炎は無歯顎粘膜、義歯表面上のCandida albicansに起因すると考えられていました。1992年の義歯性口内炎の包括的なレビューでは、C. albicansは義歯性口内炎の唯一の原因であると考えられています。最近の調査では、義歯性口内炎の主な寄与因子としてデンタルプラークとバイオフィルムの役割に焦点が当たっていますが、主な病因はC. albicansであると考えられています。2004年には、下顎から外歯瘻に排膿した慢性症例が報告されました。感染は適合の悪い義歯によるものであり、抗菌薬で治療する事に成功しましたが、病原菌が特定されることはありませんでした。関連した研究では、義歯口蓋上のCandida属の数は、次亜塩素酸浸漬とマイクロウエーブの併用により減少したと報告しています。しかし、同様の条件では好気性菌の数は有意に減少しませんでした。

51の義歯を調べた研究では、Glassらは696の好気性桿菌と球菌、67の嫌気性桿菌と球菌、153の雑多な微生物(酵母125、レジオネラ属菌5、アメーバ13、抗酸菌10)を含む、さまざまな微生物を発見しました。125の酵母のうち、10%がC. albicansでした。残りの酵母は片利共生か日和見的な病原因子で、義歯性口内炎を含む口腔、全身疾患の原因となり得る可能性がありました。この研究では、このような微生物群に対抗するための患者の義歯衛生が十分でないことも判明しました。不幸にも、この研究には義歯性口内炎の評価のための詳細な検査手法が記載されていませんでした。

現在、様々な義歯洗浄剤や器具が利用可能です。一般的な義歯の消毒方法として、義歯浸漬のみ、マイクロウエーブ、超音波、バキュームの併用があります。本研究の目的は、使用済みの義歯の消毒方法の有効性を検討する事です。

実験方法

オクラホマとニュージャージーで義歯新製した患者から、使用済みの上下全部床義歯装着51セットを入手しました。義歯を上下8パーツ、計16パーツにカットしました。洗浄前のコントロールとして、義歯の頬側研磨面(surface)、カット面の断面(depth)に血液培地、チョコレート培地、サブローデキストロース寒天培地を接触させました。カットした義歯パーツの部位による偏りをさけるために、義歯のパーツをシステマティックに仕分けしました。最初の洗浄のために、滅菌精製水に10分浸漬しました。下顎パーツ4つをアメリカ製のポリデントに浸漬、上顎4パーツをヨーロッパ製のポリンデントに時間を5分、15分、1時間、8時間の4段階で浸漬しました。のこりの8パーツは、室温で2つのPolident製剤のいずれかに分けました。それぞれを市販のマイクロウエーブで60℃または70℃に加熱、市販のバキュームで5分間、市販の超音波装置で5分間超音波処理しました。マイクロウエーブでは、60、70℃になったら加熱をやめて冷却しました。最初の25義歯の解析後、バキュームは効果がないと判断されました。バキュームの代わりに、アメリカ、ヨーロッパ製のポリデントのいずれかに65度5分浸漬しました。それぞれの洗浄後に、表面を滅菌水で洗浄しポリデントを洗い流しました。その後、適切な培地に3回接触しました。培養は全て37度で、24時間後に最初の評価を行いました。表面、断面の接触によるコロニー数をカウントし、微生物強度スケール(SI/DI)としました。タッチ1回につきコロニー数5以下をスケール0、5~25をスケール1、25~100をスケール2,100以上だが、2つのコロニーが分離しているをスケール3、数が多すぎて表面、断面のコロニーがすでに混在しているのをスケール4としました。

51個の義歯から得られたデータを解析し、除菌方法間の統計的差異を検定するために、被験者内一元配置分散分析法を用いて統計的に分析しました。
微生物増殖の強さは、以下の4つの異なる変数をあらゆる可能な組み合わせで調べ、記録しました。 細菌は培地3種類(BAP、CA、SAB)、ポリデントは2種類(アメリカ製[下顎義歯]およびヨーロッパ製[上顎義歯]); 10種類の消毒法(前処理、ポリデント 5分、15分、1時間、 8時間、ポリデント 60℃電子レンジ5分、ポリデント 70℃電子レンジ5分、ポリデント超音波5分、ポリデントバキューム5分、ポリデント 65℃維持5分)、2種類の義歯の位置(研磨面と断面)。

結果

本研究における洗浄法に関する変数は、ポリンデントの種類、浸漬時間、水温、マイクロウエーブ、超音波、バキュームでした。この研究では、51個の使用済み義歯が使用され、合計916個の微生物が分離されました。すべての義歯は、口腔外撤去後24時間以内に指定のプロトコールに従って滅菌食品加工バッグに入れられ、直ちに真空密封されました。義歯は16個に分割され、それぞれのパーツについて洗浄前のベースラインとして培養しました。その次に、実験方法に記載したように義歯のパーツを消毒しました。これまでの研究と同様、培養プレートの採点には微生物強度スケール(SI/DI)を使用しました。

義歯洗浄にたいする義歯パーツの反応は様々でした。図2、図3、図4にアメリカ製のポリデントを使用し様々な消毒を行った際の微生物強度スケールを示します。消毒前と消毒後を比較すると、どの消毒法も使用済みの義歯に対して明確に微生物数が減少しました。

消毒前の強度スケールで3つの培地の統計解析から、血液培地とチョコレート培地はサブローデキストロース培地と有意差を認めました。血液培地とチョコレート培地間には有意差を認めませんでした。これらの結果は、一般的に酵母(全微生物分離株916株のうち125株が酵母)、特にC albicans(125株のうち12株検出)が相対的に少ないことを強調しています。消毒前後で有意差を認めたのは、周囲温度で8時間浸漬、マイクロウエーブで60度または70度、65度5分、アメリカ製またはヨーロッパ製ポリデントの使用でした。消毒前と各ポリデント消毒の比較では、5分間浸漬と1時間浸漬で有意差(P < 0.01)を示しましたが、15分浸漬、超音波、バキュームについては有意差を認めませんでした。

ヨーロッパ製のポリンでトは、アメリカ製よりもより効果的に細菌、真菌量を減少し、研磨面、断面ともに有意差を認めました。結局、アメリカ、ヨーロッパ製ポリデントで最もよい結果だったのは、65度5分浸漬でした。しかし、治療後のすべての検体から微生物の生存が確認されたことから、義歯は滅菌ではなく除菌が重要であり、日常的な口腔ケアの一環として義歯を継続的に治療する必要があることが明らかになりました。

考察

本研究の結果は義歯ケアに大きなインパクトを与えます。まず、51の使用済みの義歯はさまざまな日和見病原微生物や病原微生物に汚染されており、その多くは歯周病病原菌とも考えられるものでした。the Independent Panel of Experts of the Scottsdale Projectのレポートでは、歯周病と炎症の相互作用について、糖尿病、特に血糖コントロール、アテローム性動脈硬化、その他の循環器疾患が調査されました。口腔内の炎症状態と全身疾患との間に直接的な相関が複数で認められました。Scottsdaleレポートで抽出された微生物と本研究で抽出されたものを比較すると、義歯性口内炎と全身疾患には重要な相互作用があることが示唆されます。義歯の除菌の重要性は、歯が最も少ない修道女が最も認知症レベルが高かったという最近の修道女研究でさらに強調されます。したがって、口腔内の感染性/炎症性疾患は、人間の全体的な健康、生活の質、長寿において非常に重要であると思われます。

本研究のデータから、ポリデント15分浸漬、超音波、バキューム以外は全ての方法で微生物が有意に減少しました。消毒法にかかわらず、消毒後も微生物が残存しており、臨床的に重要と考えられます。義歯は、消毒してもすぐに元のレベルまで回復する病原性をもつ微生物のリザーバーであるかもしれません。そのため、どのような義歯の消毒方法であっても、効果的であるためには、定期的に十分な期間使用する必要があります。これらの基準を用いると、胞子を形成する微生物であっても、繁殖するためには植物状態に戻らなければならないため、排除される可能性があるということになります。

本研究では、義歯の外見は必ずしも義歯の汚染具合と必ずしも相関しませんでした。義歯表面のSEM画像で2つの重要な因子が実証されました。第一に、総義歯の表面は固いように見えるが、実は、表面から義歯の奥深くまで、複数の気孔や隙間があるスポンジです。この気泡には微生物と食渣で充満しています。第2に、この気泡や隙間はバイオフィルムの付着と維持を助けます(図6)。どのような抗菌薬でも効果を発揮するためには、義歯の気泡とバイオフィルを貫通しなければ微生物を殺すことはできません。65度5分浸漬の優れた有効性は、温水の消毒効果を直接的に反映したものかもしれません。

次に有効だったのは、ポリデントに8時間浸漬する方法でした。しかし、本研究では51名中32名が義歯を毎日24時間口腔内に装着していました。33名が毎日の義歯の洗浄時間が1時間以下で、15名のみが夜間義歯を洗浄していると回答しました。1名の被験者は23年間義歯を外したことがないと述べ、そのことが義歯の状態に正当に反映されていました。本研究では、義歯ケアの指導についての質問を特にしませんでしたが、本研究のクリニカルコーディネーターから、義歯のケアに関して歯科専門職から指導を受けた被験者は殆どいなかったという逸話を聞きました。そのため、ルーティンで夜間に義歯を洗浄している人が1/3以下であるならば、残りの2/3は義歯性口内炎、全身疾患の影響を受けやすいと言えます。義歯洗浄剤が効果的であることは疑いようが無いですが、その有効性は適切な使用法に依存します。このような現実から、歯科医療従事者は患者ケア全般の一環として、適切な義歯衛生とは何かを完全に把握する必要があります。

結論

本研究の結果から、汚染された義歯は様々な方法で消毒する事ができます。最も効果的なのは、アメリカ製でもヨーロッパ製のポリデントでも、65度維持5分浸漬または、室温環境下で8時間浸漬でした。この研究はまた、歯科医療従事者が患者の適切な義歯衛生を強調し、患者が適切に義歯ケアを行っているかを定期的にチェックする必要性を強調しました。

まとめ

実験方法の一部を途中で変更するというのは、まずありえないと思います。そのため、この研究の信頼度というのはかなり低いと考えるべきかと思います。

ただし、それでもこういう浸漬条件に関する研究はかなり少ないので、一応参考程度には捉えたいと思います。ポリデントは公式サイトでは40度ぐらいのお湯で最短5分~一晩、と書いてありますが、お湯を使うと確かにある程度短時間で効果的であることはこの研究の結果と一致します。温水で超音波洗浄するだけでも効果がある、という論文もあり、温水を使うというのは微生物除去に一定の効果があると考えられます。温水で発泡過酸化物を使うと発泡の向上にも期待できます。
公式サイトには浸漬時間による効果の変化は記載がありませんが、義歯の気泡などへの浸透を考えると時間依存性で効果が増強するのも理論的には問題ないかと思われます。

本実験で行われた65度という水温は、義歯洗浄剤の商品パッケージに記載されている事が多い60度以上のお湯は使うな、という危険域での実験であり、適切とは言い難いです。それなら普通にメーカーが推奨している40度で実験してほしかったですね。

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5代目歯科医師(高知市開業)
東京医科歯科大学卒業(47期)
同大学院修了
【非常勤講師】
徳島大学
岩手医科大学

Comment

  1. 鈴木 Nina より:

    はじめまして、オーストラリアで歯科技工士をしている鈴木です。
    今日先生の義歯のページを見つけ、色々拝読させていただいていて、医科歯科と言う文字を目にして、もしかして。。。と思ったのですが、先生は17年位前に医科歯科の今は無き歯科技工士学校で講義されてましたか?

    もし違っていたら、すみません。勝手な勘違いをオーストラリアから致しました。
    今、デンチャーを勉強し直そうと決意し、先生のページ、とても参考になっていますし、これからどんどん過去の投稿を解読させていただこうと思っております。

    これだけ、投稿されるの凄いeffort ですよね。
    ありがとうございます!

    Warmest regards
    Nina Suzuki

    • 織田 展輔 より:

      鈴木さん こんにちは
      コメントありがとうございます。

      17年前には講義はしておりませんのでおそらく人違いかと思います。
      その後技工士学校が4年制になった後数年間部分床義歯の講義を年1回担当しておりました。

      ブログが参考になれば幸いです。今後もよろしくお願い申し上げます。

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